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今宵の1枚  ジャコ・パストリアス「ワード・オブ・マウス」

ベースの歴史を変えた天才ジャコの永遠の問題作。

シ゛ャコ・ハ゜ストリアス(b,syn.vo) ハーヒ゛ー・ハンコック(p) ウェイン・ショーター(ts) マイケル・フ゛レッカー(ts) トゥーツ・シールマンス(hca) シ゛ャック・テ゛ィシ゛ョネット(ds) ト゛ン・アライアス(perc) ヒ゜ーター・アースキン(ds) ホ゛ヒ゛ー・トーマ(perc)
ヒューハ゛ート・ロウス゛(fl) シ゛ョン・ハ゜ストリアス(vo) メリー・ハ゜ストリアス(vo) オセロ・モリノー(ds)他
1981年作品

じゃこぱ

1. クライシス
2. スリー・ヴューズ・オブ・ア・シークレット
3. リバティ・シティ
4. 半音階的幻想曲
5. ブラックバード
6. ワード・オブ・マウス
7. ジョンとメリー

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ジャコ・パストリアスは70年代半ばから80年代初頭にかけて、ウエザー・リポートで活動した。ウエザー・リポートがもっとも輝いていたのはジャコがいた時代だった。それに異議を唱える人は、まずいないだろう。それほどジャコの存在感は絶大だった。
これは同グループ在籍中の80年に録音したソロ・アルバム。自身のバンド、ワード・オブ・マウスによるものだが、その録音方法が実にユニーク。最初にジャコがすべてのベーシック・トラックを作り、ほかのメンバーがそこに演奏を重ねていくというスタイルで録音された。そのためここでのジャコは作編曲面を含め、音楽監督として持てる力を総動員している。トゥーツ・シールマンスのハーモニカをフィーチャーした<2>は美しい演奏だし、バッハの無伴奏チェロ組曲をモチーフにした<4>、ビートルズ・ナンバーの<5>もあるといった具合で、ここに聴かれるサウンドはジャンルを超越したジャコ独自の世界。もちろん超絶的なベース・ソロも聴ける。ジャコが音楽家としての全体像を強烈にアピールした記念碑的な作品だ。(市川正二)

ニューヨーク、マンハッタンを背中にFenderのフレットレス・ベースを逆さに背負って闊歩する長身のチョンマゲうった男がいる。その男こそジャコ・パストリアスだ。ジャコは1987年9月21日(Mon)、午後9時25分、喧嘩による負傷が原因でフロリダで死去。享年35歳。
ウエザー・リポートのベーシストとして、世界で最も低い音を出しながら『ヘビー・ウエザー』あたりから参加。ジョー・ザビィヌル、ウエイン・ショーターといったビッグ・ネイムと互して、凌駕してしまったその天性の力は1981年『Word of Mouth』という傑作で一つの頂点を迎える。

 フロリダのフォート・ローダーディルにあったジャコの自宅に、24チャンネルのライブ・レコーディング用トラックを駐車させ、その傑作は出来上がった。最初の曲『クライシス』は最初にベースとリズム・トラックだけを録音し、次にソロイストを一人ずつにベース以外何も聴かせずにオーバー・ダビングして作られている。ジャコ以外誰一人、どんな作品になっているのか知らされていなかったという。  最高作『リバティ・シティ』では彼が実は何がやりたかったかが如実にでている。『ああ、ジャコ、君はこういう風にやりたかった訳か。』と言ってやりたいくらいすばらしくオリジナリティあふれている。トゥーツ・シールマンのハーモニカ、スティール・ドラムの音、ハービー・ハンコックのピアノ、そしてジャコのベース。すべてが渾然一体となって、ひとつの生命体になりマイアミの空へと歩を進めているような気がする。至高だ。
 ジャコがこの一つの頂点を迎えていたとき、日本の『Aurex Jazz Festibal』にやってきた。1982年9月5日、横浜スタジアムに僕は彼のビッグ・バンドのライブを聴きに行くことができた。のちにライブ盤『TWINS』という名前でI とIIに分けられて発売されている。

 トゥーツ・シールマンやランディ・ブレッカーといった業師の中、ジャコのベースは冴えまくっていた。やはり、『ソウル・イントロ/ザ・チキン』、『コンティニウム』、『リバティ・シティ』と続いた演奏は筆舌に尽くしがたい物だった。歴史の一部を見ている.......そういった感じだった。

 そんな彼も最期は、愛用のベースを売り、マンハッタンの路上で自分のレコードを売り歩くようになった。

 強烈に光輝き、燃え尽き、路上の喧嘩が原因で、35歳で死ぬ。そういう人生もあるのだろう。確かに人生はなんでもありかもしれない。でもジャコ、僕は君が何を言いたかった解ってるつもりだよ。既に彼の死んだ年を越え、これからも生きて行くだろう自分を、時に遠くから眺めながら『Word of Mouth(口伝)』....彼が口から口に何を伝えたかったのか、を考えながらこのアルバムを聴いている。
(VOODOOさん)

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2011/04/08 20:52 | COMMENT(0)TRACKBACK(0)

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